エンジニアリング組織論への招待 Chapter 2.メンタリングの技術

悩むと考えるの違い

「悩んでいる」
頭の中に様々なことが去来し、ぐるぐると思考が巡り続け、もやもやが取れない状態
頑張っているように感じるわりに結果が伴わない
「考える」
メモ帳やホワイトボードなどに課題を書き出し、分解したり、抽象化したり、具体化したり
次に進むために必要な情報を書き出して調査したり、様々な事例や論文を調べたり、数値分析をしたり、関連するアイデアをクリップしたり、本を探しに行ったりと
何かと忙しくこう小津をとっている
答えが出ていなくても次に何をしたらよいかは明確で、手が止まるということはない

能力は習慣の積分、習慣は行動の積分

対人リスクを取っても問題ない

ゴール認識

0. wish to be
願望 「お金もちだったらな」
〜だったらなぁと漠然と思っているレベルのゴール認識
1. have to be
義務 「お金もちにならないといけない」
達成しなければならないと誰かから押し付けられたゴール認識
2. want to be
欲求 「お金もちになりたい」
達成したいと自分で構築できたゴール認識
3. will be
意思 「お金もちになるぞ」
達成しようと決意をもって構築できたゴール認識
4. be going to be
必然 「お金もちになっている」
達成しているという確信をもって行動できているゴール認識

人は、コンフォートゾーンの中にいると、その中でしか思考が働かない
低くて抽象度の高い目標を設定しがち
高いゴールを設定すると、「認知フレーム」が変化する

ゴールへのタイムマシンに乗る

レベル4「〜になっている」という確信をもっている状態になることで、継続的な行動、習慣が変化し始める
この状態が「未来に行って見てきたような確信」をもっている => 「ゴールへのタイムマシンに乗った状態」

自立的な人材を育むためには、以下の状態に導いていく必要がある
自分の気がつかなかった問題に気がつくようになる
認知の歪みによる感情と問題の癒着を切り離せる
答えではなく、次の一手を生み出す行動が取れるようになる
自分で自分をメンタリングしていける状態


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